的山と書いてあづちと読むはじめての島に行ってきました。大島と名がつく島は
全国で40ケ所ある。その中で、九州が14か所で一番多い。中国地方が10ケ所四国が8ケ所
あるようだ。
山仲間で世話役のTさんは花粉症で、この時期になるとこの島に移住する。この島はスギ花粉
《避粉地》でスギ花粉の飛散量が極めて少なく、本土からの飛来もほとんどないそうだ。
5月の半ばまで一人で過ごすので、仲間が交代でたまに訪れる。一人といっても、彼の性格から誰
にでもすぐ親しくなるので、彼の名前を知らない者はほとんどいない。
今回は5人で慰問団を結成して訪問した。
平戸大橋を渡って予約しておいた囲炉裏料理のエビス亭で食事をとる。
大人の空間が広がる食を極めたおもてなしの隠れ家で、100数十年の椿が数本
建物も古い家屋のようだった。
平戸桟橋に向かい、フエリー大島でpm1:00出航して45分であづち大島についた。
朝鮮井戸 豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、松浦党の兵船が用水を積み込んだという井戸。
海のすぐそばなのに真水という不思議な井戸。
江戸・明治・大正時代の離島の港町の伝統的木造建築が細い道をはさんで立ち並ぶ。
当時の素朴な生活がよみがえってきそうだ
大賀断崖 見どころはそれなりに結構ありました。
風力発電 真下で見ると風を切る音がものすごい。ブルンブルンとかなり大きな音だ。
島の電力は勿論、大半は売電しているようだ。
一通りガイドしてもらい、
漁港で先ほど迄まで泳いでいたぴちぴちの新鮮な
ブリやイカを彼自身の包丁捌きで刺身ができていく。生まれて初めての包丁捌きとは思えない。
近くの温泉に行き、その温泉は浴場は広くないが、ぬるぬるの泉質で最高だった。
2階の部屋の2室で5人充分休むことができた。
二日目も彼の料理で刺身三昧 お腹の中で魚が泳いでいるようだ。
慰問に来たつもりが、かえって大変お世話になり、pm2:00のフェリーで
的山(あづち)大島を後にした。
Aさんの運転で福岡まで約100キロ 楽しい1泊二日の旅だった。